永久脱毛効果はありません…
エステ脱毛と 医療脱毛の違い エステが抜けない理由を徹底解説
エステ脱毛でもいいかな…
と検討中の方は
必ずお読みください
エステ脱毛に永久脱毛効果はありません。
その理由はレーザーそのものの違いと照射熱量の違いにあります。
エステ脱毛と医療脱毛はなにがどう違うのか、どうしてエステ脱毛は抜けないのか、原理の違いから詳しく解説します。
この記事の監修医師
エステ脱毛・医療脱毛
しくみの違い
エステ脱毛と医療脱毛の
共通点
エステ脱毛と医療脱毛の原理には共通点があります。その共通点とは、「光を肌に当て、光が毛根に吸収された際に生じる熱で、発毛組織にダメージを与える」という点です。
この基本原理こそ同じではあるものの、当てる光の種類や、生じる熱、そして結果として発毛組織に与えられるダメージはまったく異なります。それでは順に違いを解説していきます。
医療脱毛で用いるのは
レーザー。メラニン吸光度
が高いという特性を持つ
医療脱毛で用いる光は「レーザー」です。
レーザーは“ほぼ単一の波長のみで構成される光”であり、メラニン吸光度が高い光です。
肌の血液や水分にはあまり吸収されず(ぶつかっても熱に換わらず透過し)、メラニンによく吸収されて毛根周囲のみに効果的に熱を生じさせられるという特性を持ちます。簡単に言うと、肌のダメージを抑え、毛根だけを加熱できるということです。
エステ脱毛はIPL
(フラッシュライト)
ほとんどただの光
対するエステ脱毛で使う「フラッシュライト(IPL)」はレーザーではありません。様々な波長が混ざった光から、人体に有害な紫外線(波長500nm以下)と赤外線(波長1200nm以上)をフィルターで取り除いただけの、ほとんどただの光です。(下図)
上の図だけ見ると、「え?エステ脱毛の光も血液や水分の吸光度よりはメラニン吸光度のほうが高いから、別にいいのでは?」と思いがちですが…、残念なことにエステ脱毛のフラッシュライトは短波長帯の成分がより多く出力されているという特性があり、メラニンよりも血液に熱ダメージを与えてしまいます。
メラニンに選択的に
ダメージを与えられないから
出力も上げられない
前述のとおり、エステ脱毛で使用するフラッシュランプは短波長成分を多く含んでおり、メラニンに有効な波長成分はわずかしか含んでいません。
それゆえIPLでヤグレーザーと同等の熱を毛根に与えるためにはヤグレーザーの5倍の出力が必要になりますし、アレキサンドライトと同等の熱を毛根に与えようと思ったらアレキサンドライトの10倍の出力が必要です。
しかし、もしそんなことをしたら皮膚が火傷してしまいます。
このように、エステ脱毛機は安全上の理由から出力を上げられないため、決定的に熱量が不十分なのです。
エステ脱毛・医療脱毛
効果と費用の違い
エステは一時的な
減毛・抑毛効果だけ
エステ脱毛に永久脱毛効果はありません。
複数回施術を受けることで毛は減りますが、発毛組織は完全に破壊されていないため、一時的な減毛・抑毛効果しかありません。エステ通いをやめるとまた生えてくると考えられます。
「一時的に毛を減らしたい」「将来的にはまた生えてきてほしい」という方にはメリットがありますが、永久脱毛が目的の方にはお勧めではありません。
エステ脱毛は
コスパもタイパも悪い
一般的に「エステ脱毛は医療脱毛より安い」といわれますが、当院が独自におこなった調査ではそのような結果にはなりませんでした。
インターネットアンケートで調査を実施し、エステで全身脱毛のみを受け、「8割減毛した」と回答した人の平均施術回数・脱毛期間・費用を調べたところ、いずれも当院顧客の数値(顧客アンケート調査の結果をもとに作成)より悪い結果になりました。
医療脱毛は近年とても安くなっています。一概に「エステは安い」とも言えなくなってきています。
脱毛は医療脱毛が
お勧めです
モアナスキンクリニックは、大阪天王寺で「熱量重視のハイパフォーマンス脱毛」を提供する医療脱毛専門クリニックです。
エステ脱毛よりも安い価格で、効果が高く、短い期間で完了する医療脱毛を提供しています。医療脱毛ならぜひ当院にご相談ください。
エステ脱毛機で医療脱毛と同等の熱量を得ようと出力を上げることは非常に危険です。そもそも法律で規制されており、厚生労働省医政局は「エステ脱毛では毛の再生にかかわる部位を破壊しない機器を使用する事」との通達を出しています。
しかしながら違法に出力を上げて施術をおこなうエステは多く、火傷などの健康被害が相次いでいます。
(参考:エステ脱毛、被害1000件超 国民生活センター、経営者摘発も)
「永久脱毛できる」と謳うエステはとても危険です。火傷と背中合わせです。「抜けるなら安いエステでもいいや」と軽い気持ちでエステを選択するのは…やめておきましょう。